東新宿じん歯科
2026
7/24

歯根端切除術とは?抜歯を避けるための治療法を解説

根管治療

根管治療をしても治らない歯は抜歯しかない?

「根管治療を受けたのに痛みや腫れが治らない」「歯の根の先に膿があると言われた」「抜歯しかないと説明されたけれど、歯を残す方法はないの?」とお悩みではありませんか?

そのような場合に選択肢となる治療法の一つが歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)です。
歯根端切除術は、歯の根の先にある病変を外科的に取り除くことで、できる限り天然歯を残すことを目的とした治療です。

今回は、歯根端切除術とはどのような治療なのか、適応となるケースやメリット・デメリットについて、東新宿の歯医者「東新宿じん歯科」が解説します。

1.歯根端切除術とは?

歯根端切除術とは、歯ぐきを小さく切開し、歯の根の先(歯根端)とその周囲の炎症や膿の袋(根尖病変)を外科的に取り除く治療です。

通常、根の病気は根管治療によって改善を目指します。
しかし再治療を行っても治癒しない場合や、根管内からの治療が難しい場合には、歯根端切除術が選択されることがあります。
歯を抜かずに残せる可能性があるため、「最後の保存治療」と呼ばれることもあります。

 2.なぜ歯根端切除術が必要になるの?

根管治療を行っても症状が改善しない原因には、次のようなものがあります。

①根の先に炎症が残っている

細菌感染によって歯の根の先に膿がたまり、慢性的な炎症が続いている場合があります。

②根管の構造が複雑

歯の根の中は非常に複雑で、枝分かれしている細い根管や見つけにくい根管が存在することがあります。
そのため、通常の根管治療では細菌を完全に取り除けない場合があります。

③土台や被せ物を外せない

精密に作られた被せ物や太い土台(コア)が入っている場合、それらを外すことで歯が割れるリスクが高くなることがあります。
そのようなケースでは、歯の根の先から直接病変を取り除く歯根端切除術が適している場合があります。

3.歯根端切除術の流れ

一般的な治療の流れは次のとおりです。

①局所麻酔

治療中の痛みを抑えるため、局所麻酔を行います。

②歯ぐきを切開する

歯ぐきを小さく切開し、歯の根の先を確認します。

③根の先と病変を切除する

炎症を起こしている歯根の先端約2〜3mmと、膿の袋(根尖病変)を取り除きます。
また、根の切断面から細菌の侵入を防ぐため、MTAセメントなどの封鎖性・生体親和性に優れた材料を用いて逆根管充填(根の先から詰める処置)を行うことがあります。

④縫合・経過観察

歯ぐきを縫合し、術後の治癒状態を確認します。
術後はレントゲン検査で骨の回復を確認しながら経過を観察します。

4.歯根端切除術のメリット

①歯を残せる可能性がある

最大のメリットは、抜歯を避けて天然歯を保存できる可能性があることです。
ご自身の歯を残すことで、噛み心地や周囲の歯への負担を維持しやすくなります。

②被せ物を外さずに治療できる場合がある

症例によっては、現在の被せ物や土台を外さずに治療できるため、歯へのダメージを抑えられることがあります。

③インプラントやブリッジを回避できる可能性がある

歯を残すことができれば、抜歯後に必要となるインプラントやブリッジ、入れ歯などの治療を回避できる場合があります。

5.歯根端切除術のデメリット・注意点

歯根端切除術は有効な治療法ですが、すべての歯に適応できるわけではありません。

①適応できないケースがある

歯根が大きく割れている場合や、歯周病が重度の場合、歯を支える骨が極端に少ない場合などは、抜歯が必要となることがあります。

②外科処置が必要

歯ぐきを切開するため、術後に腫れや痛みが生じることがあります。
多くは数日から1週間程度で改善しますが、個人差があります。

③必ず成功するわけではない

病変の大きさや歯の状態によっては、炎症が再発する可能性もあります。
そのため、治療前の十分な診査・診断が重要です。

6.歯根端切除術後に気を付けること

治療後は傷口を安静に保ち、処方された薬を指示どおり服用しましょう。

また、

・強いうがいを控える
・飲酒や激しい運動は数日控える
・傷口を舌や指で触らない
・定期的な受診で治癒状態を確認する

ことが大切です。

術後も丁寧なセルフケアと定期的なメンテナンスを継続することで、歯を長く残せる可能性が高まります。

7.東新宿じん歯科の歯根端切除術

東新宿じん歯科では、「できる限り歯を残すこと」を大切に考え、歯根端切除術を含めた精密な保存治療を行っています。 <東新宿じん歯科の特徴>

①精密な診査・診断

レントゲンや歯科用CTを活用し、病変の大きさや位置、歯の状態を詳しく確認したうえで治療計画をご提案します。

②マイクロスコープを活用した精密治療

拡大視野で患部を確認しながら処置を行うことで、より精密な治療を目指しています。

③MTAセメントなどの材料を使用した精密な封鎖

症例に応じて生体親和性や封鎖性に優れた材料を使用し、再感染のリスク軽減に努めています。

④できる限り天然歯を残す治療方針

抜歯が必要かどうかを慎重に判断し、患者様の大切な歯をできるだけ保存できる治療をご提案しています。

まとめ

歯根端切除術は、根管治療では改善が難しい歯の根の病変を外科的に取り除き、抜歯を避けて天然歯を残すことを目指す治療法です。
すべての症例に適応できるわけではありませんが、適切な診査・診断のもとで行うことで、歯を長く保存できる可能性があります。
「抜歯しかないと言われた」「根管治療をしても症状が改善しない」とお悩みの方も、歯を残せる可能性があるかもしれません。

歯根端切除術や精密根管治療について詳しく知りたい方は、東新宿駅徒歩1分の歯医者「東新宿じん歯科」までお気軽にご相談ください。
根管治療
【監修】

東新宿じん歯科 院長 櫻田 尽

【経歴】

2013年3月 東京医科歯科大学卒業

2013年4月 東京医科歯科大学歯学部附属病院 臨床研修医

2014年4月 医療法人社団歯友会赤羽歯科 川口診療所 歯科医師

2020年10月 医療法人社団歯友会赤羽歯科 川口診療所 副院長

【所属学会・認定資格】

日本口腔インプラント学会 専修医

ITIメンバー

歯科医師臨床研修指導歯科医

インビザラインドクター

日本歯内療法学会 正会員

日本歯科審美学会 正会員

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