How to 歯周病とは
歯周病とは、歯と歯ぐきの境目に蓄積された細菌(プラーク)が引き起こす感染症です。初期段階では歯肉炎として現れ、適切なケアがなされないまま進行すると歯周炎へと悪化します。歯周炎になると歯を支える骨(歯槽骨)が溶け、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病の主な原因
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細菌性プラーク
(バイオフィルム)の蓄積- 歯ブラシでは落としきれない歯と歯茎の境目や歯間部分に蓄積
- 1gのプラック中に約1億を超える細菌が存在
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歯石の形成
- 石灰化したプラークで、表面がざらざらしており細菌が付着しやすい
- 自分での除去が不可能なため、歯科医院での除去が必要
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生活の中での原因
- 喫煙(歯周病を悪化させる最大の因子)
- 糖尿病(血糖値のコントロールが悪いと歯周病も悪化)
- ストレス
- 不規則な食生活
- 歯ぎしり、食いしばり
Facility
東新宿じん歯科の
歯周病治療
東新宿じん歯科では、患者さん一人ひとりの
歯周病の進行度や口腔内環境に合わせた
オーダーメイドの歯周病治療を提供しています。
01/ 精密検査・診断
周ポケット検査
東新宿じん歯科では6点法による詳細な歯周ポケット検査を実施します。この検査により、歯周病の進行度を正確に把握し、最適な治療計画を立案します。
CT検査による精密診断
最新のデジタルCT装置を導入し、従来のレントゲンでは見えなかった歯根や骨の状態を立体的に把握します。CT検査により、歯周病による骨の吸収状態や根分岐部病変の有無を詳細に確認できるため、より精度の高い治療が可能になります。
02/歯周基本治療
(スケーリング・ルートプレーニング)
歯周病の原因となるプラークや歯石を徹底的に除去し、歯の表面を滑らかに整えます。特に根の表面の清掃(ルートプレーニング)は、歯周病菌の再付着を防ぎ、歯ぐきの炎症を軽減する重要な処置です。
東新宿じん歯科の特徴
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マイクロスコープを用いた精密な歯石除去 |
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痛みに配慮した麻酔技術 |
先進的な超音波スケーラーの使用 |
03/ 歯周外科治療
基本治療だけでは改善が見込めない中度〜重度の歯周病には、外科的アプローチが効果的です。東新宿じん歯科では、歯周ポケット内部の徹底的な清掃と歯周組織の再生を目指した外科治療を行います。
エムドゲインによる歯周組織再生療法
東新宿じん歯科では、スウェーデン発の革新的な歯周組織再生材料「エムドゲイン」を使用した治療を提供しています。エムドゲインには、歯の発生過程で重要な役割を果たすタンパク質(エナメルマトリックスデリバティブ)が含まれており、失われた歯周組織(セメント質、歯根膜、歯槽骨)の再生を促進する効果が期待できます。
エムドゲイン治療のメリット
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歯周ポケットの減少 |
新しい骨の形成促進 |
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歯の動揺の軽減 |
長期的な歯の保存率向上 |
リグロスによる歯周組織再生
2016年に日本で承認された
塗布剤「リグロス」も
東新宿じん歯科で提供しています。
リグロスに含まれる
成長因子(FGF-2)が
歯周組織の再生を促し、
失われた骨を取り戻す効果が
期待できます。
リグロス治療の特徴
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日本発の歯周組織再生医薬品 |
患者さん自身の治癒力を活かした再生療法 |
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骨欠損の修復を促進 |
比較的低侵襲な施術 |
東新宿じん歯科で行う
その他の主な歯周外科治療
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フラップ手術(歯ぐきをめくって歯石を除去) |
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歯冠長延長術 |
歯肉移植術 |
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04/担当歯科衛生士制
による継続的なケア
東新宿じん歯科では、歯周病治療の質を高めるために「担当歯科衛生士制」を採用しています。患者さんごとに担当の歯科衛生士を設け、初診から治療、そしてメインテナンスまで一貫してサポート。お口の状態や治療の経過を熟知した担当者が継続的に関わることで、より効果的で安心感のある治療を実現します。
担当歯科衛生士制のメリット
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患者さんの口腔内状態を継続的に把握 |
一貫した治療方針のもとでのケア提供 |
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信頼関係に基づく細やかなアドバイス |
個々の患者さんに合わせたホームケア指導 |
05/メインテナンス
プログラム
歯周病治療の最大の目標は、治療後の再発防止です。東新宿じん歯科では治療後もしっかりとしたメインテナンスプログラムをご提案し、患者さんの口腔内健康を長期的にサポートします。
メインテナンスの内容
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定期的な検診と歯石除去 |
歯周ポケットの検査 |
ブラッシング指導 |
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プロフェッショナルクリーニング |
生活習慣のアドバイス |
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Case 歯周病予防のポイント
毎日の適切なブラッシング
歯周病予防の基本は、毎日の丁寧な歯みがきです。特に歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)を意識した歯ブラシの当て方が重要です。
効果的なブラッシングのコツ
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歯ブラシは鉛筆持ちで優しく小刻みに動かす |
歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てる |
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1カ所につき20回程度のブラッシングを心がける |
朝晩2回、時間をかけて丁寧に磨く |
デンタルフロス・
歯間ブラシの活用
歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の清掃には、デンタルフロスや歯間ブラシが効果的です。歯の形状や歯間の広さに合わせて、適切な道具を選びましょう。
定期的な歯科検診と
プロフェッショナルケア
自己流のケアだけでは取りきれない歯石は、歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。歯周病の予防・早期発見のためには、3〜4ヶ月に1回の定期検診をお勧めします。
生活習慣の改善
- 禁煙(喫煙は歯周病の大きなリスク因子)
- バランスの良い食事
- 十分な睡眠とストレス管理
- 糖尿病などの全身疾患のコントロール
Inspection 歯周病リスク検査
唾液検査を通じて、
お口の中の歯周病菌の種類や量を調べ、
あなたの歯周病リスクを科学的に分析。
リスクに応じた予防プログラムをご提案します。
検査内容
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唾液中の歯周病関連細菌検査
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細菌の種類と量の分析
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個人のリスクレベル判定
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オーダーメイド予防プログラム作成
歯周病と全身疾患の関係
近年の研究により、
歯周病は単なるお口の中の病気ではなく、
様々な全身疾患との関連が明らかになっています。
歯周病が関連する主な疾患
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糖尿病(相互に悪化させる関係) |
心疾患(心筋梗塞、狭心症など) |
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脳梗塞 |
早産・低体重児出産 |
誤嚥性肺炎 |
関節リウマチ |
Point
東新宿じん歯科
歯周病治療の特徴
精密診断
- マイクロスコープを用いた精密検査
- 最新デジタルCT検査による立体的な骨評価
- 6点法による詳細な歯周ポケット測定
- 歯の動揺度検査
治療技術
- エムドゲイン・リグロスによる再生療法
- 最新の治療機器と技術の導入
- 痛みに配慮した治療アプローチ
継続的サポート
- 担当歯科衛生士による一貫したケア
- 治療後のメインテナンスプログラム
- 再発防止のためのホームケア指導
- 患者さんに合わせた歯周病予防プラン
Faq
歯周病治療に
関するよくあるご質問
歯周病は完全に治りますか?
歯周病は完全に元の状態に戻すことは難しいですが、適切な治療とケアによって進行を止め、症状を改善することが可能です。特に早期発見・早期治療が重要で、定期的な検診をお勧めします。
歯周病治療は痛いですか?
東新宿じん歯科では患者さんの痛みに最大限配慮し、必要に応じて表面麻酔や局所麻酔を使用します。マイクロスコープを用いた精密な治療により、不必要な刺激を最小限に抑えた治療を心がけています。
治療期間はどのくらいかかりますか?
歯周病の進行度や範囲によって異なりますが、軽度の場合は2〜3ヶ月、中等度から重度の場合は半年から1年程度かかることがあります。治療後も定期的なメインテナンスが重要です。
治療費はどのくらいかかりますか?
基本的な歯周病治療は保険適用となりますが、症状の程度や選択する治療法によって費用は異なります。
重度の歯周病でも歯は残せますか?
東新宿じん歯科では、CT検査による詳細な診断とマイクロスコープによる精密治療、さらにエムドゲインやリグロスを活用した最新の再生療法を組み合わせることで、他院で「抜歯」と判断された重度の歯周病でも歯を残せる可能性があります。一度ご相談ください。
担当歯科衛生士制とはどのようなものですか?
患者さんごとに専任の歯科衛生士が担当し、治療からメインテナンスまで一貫してサポートする制度です。お口の状態や治療経過を熟知した担当者が継続的にケアすることで、より効果的な治療と信頼関係構築につながります。